採取(季節・部位)
秋口、赤い萼からのぞく瑠璃色の果実が目印。葉・枝・萼・果実で香りや色の出方が異なります。果実は果肉・種・萼を分けて用意しておくと観察がしやすいです。
抽出(煮出し)
果実・萼を水で一度戻し、潰してから弱火で煮出す。温度は沸騰を維持しない程度が扱いやすい。抽出液は濾して不溶物を取り除きます。
染色と定着
素材は綿・麻などセルロース系を想定。素地洗い後、抽出液で数回に分けて浸染→酸化→水洗を繰り返す。媒染(鉄・アルミ等)は色相・濃度を大きく左右するため、ごく薄い浴から試すのが安全です。
失敗と学び(青摺みの試行)
古来の青摺(あおずり)に倣い、葉を直接擦り付ける手法をクサギで試したが、定着が不十分で退色。葉を擦る=青摺は、葉の構成や酵素反応に依存するため、山藍など特定の植物に限られる可能性が高い。
文化・文献ノート(要確認)
クサギは古くから身近な落葉低木で、染色や玩具など地域の用い方が多様に伝承されています。新嘗祭に関わる黒酒との関連を示す資料があるという話もありますが、典拠は版や地域で異なる可能性があるため、出典確認が必要です。該当史料がまとまり次第、ここに追補します。